■
みそのみそ臭きは食われず
未熟でゆかしさ、奥深さがないということ。
とかく専門家ぶる人は、本当に、その道には達していないという意味。
よくできたみそは、たいへんにふくよかで、落ちつ
いたよい風味を持っているものです。
「侍の侍くさく、学者の学者くさく、みそ汁のみ
そくさきは悪し」と、江戸時代の『町人嚢』 に出ています。
●味噌菜は千石取りもならぬ
「味噌莱」というのは、みそをご飯のおかずにすること。たいがいは焼きみそにして
います。味噌菜には、高貴な人の知らないうまさがあるという意味になります。