見逃せない意外な”弊害”食物繊維の「吸着性」

食物繊維は血糖値の上昇を抑えるため、糖尿病対策としての効果もある。食物繊維は水に溶けると粘度の高い状態になり、腸内でゆっくりと吸収されるため、血糖値の急上昇を防ぐ。

これらのほか、「ダイエタリー」という名のごとく、低カロリーでおなかが膨らみ、ある程度満腹感もあるので、エネルギーを抑える効果や、前述したように便秘解消にも効き目がある。
 こうみてくると、食物繊線は非のうちど
ころがない健康食のようだが、じつは意外な落とし穴があった。

見逃せない意外な”弊害”
 食物繊維の「吸着性」 -、これがヒトの体にプラスにもマイナスにも作用するくせ者なのだ。

食物繊維は、体に悪い作用を及ぼす物質を吸着・排出するが、同時に良い働きをするビタミン、ミネラル、カルシウム、さらに効率よくカルシウムを吸収する
タンパク質まで吸着し、排出してしまうという〝悪事〟を働く。